近年も中国籍市民の増加が続いており、現在、市内には約1万4千人の中国籍の方がお住まいになっています。今後、ますます地域レベルでの多文化共生の必要性が高まっています。
神戸には、国内唯一の孫文を顕彰する「孫文記念館」や、120年以上の歴史を有する神戸中華同文学校があります。神戸市立王子動物園では、日中友好の象徴であるジャイアントパンダの「旦旦(たんたん)」が、20年以上にわたり神戸市民に愛され続けています。
さらに、神戸市と天津市は、故周恩来首相のご紹介により、1973年に日中間で初めての友好都市を提携しており、港湾、医療、教育、動物交換、文化など幅広い分野において交流を深めております。また本年、新たに大連市と、医療・医薬、水素エネルギー、港湾、空港の4分野での連携・協力を進めるMOUを締結するなど、中国との関係の深化に努めているところです。
今後とも、経済分野を中心に、神戸と中国の友好関係を一層深めていきたいと考えておりますので、貴協会におかれましては、引き続きのご理解とご協力をいただければ幸いです。末筆ではございますが、貴協会の今後益々のご発展と、関係各位のご多幸を心よりお祈り申しあげます。 |